コロプラの黎明期とそのすごさについて
時は師走。あわてて掃除を始めようとしたら 昔ファミ通が発行したコロプラ特集の本が発掘された。
当時、ゲームのシリアルコードのために買ったのを思い出し、懐かしみながらページをめくるたび、昔はまっていたゲームの記憶がよみがえってきた。
ほぼ絶滅している同志たちに、このブログが届けばいいなと思いながらふとキーボードを叩いてみることにした。
コロプラという会社が有名になってしばらくたつだろう
黒猫のウィズのCMから爆発的にヒットし、株価は何倍にもなり、たくさんの有名スマホアプリを生み出してきた大企業コロプラ。
これはまだコロプラがマイナーな会社だったころのとあるゲームのお話…
コロプラと聞いてなぜコロプラという社名なのか?と答えられるひとは数少ないだろう。
この名前の由来は実はコロプラで1番最初に作られたコロニーな生活プラスという携帯ゲームからきている。
略してコロプラ。 果たしてどんなゲームだったのかそれを知る人は数少ないだろう。
今でこそポケモンGOなどの影響で、GPSと連携して自分がその場所にゲームのために行くということがメジャーになったが、先駆けとなったのがコロニーな生活プラスといってもいいのだろう。
当時、携帯はガラケーの時代、GPSを活用している企業は少なかった。ここに目を付けたのがコロプラである。
1㎞移動するとゲーム内通貨1プラがゲットでき、それをためることで、自分のコロニー(自分の所有している惑星)に家を建てたり農場や自分のコロニーを守るためのミサイルを建てたりすることができるというシステムである。
ここまではよくあるシステムだが、画期的なお土産システムでコロプラはそのゲームの奥深さを増していった。
お土産システムとは、その土地のお土産がそのリアルで訪れるとゲーム内で買えるというシステムである。
例を挙げるとすれば、草加市を訪れると草加煎餅がゲーム内で買えるという仕組みである。
また、各地の連携店で1000円以上お買い物をするとその店舗でのお土産がゲーム内でゲットできるという仕組みである。
こうすることによって旅行に行く際にあそこの加盟店によっていこうというゲームによって行動する現象ができるのである。
お土産システムの最大の強みはシェアできるところにある。
こうすることによってあの人にお土産をもらったから返そう、今日は北海道に行ってここの市にいってこんなものをみてきましたとゲーム内でお土産を渡すことによって
ゲーム利用者の距離がちかくなり、コミュニティが形成されゲームをシェアできる旅行日記になることができる。
だんだん輪が広がっていくことによりコロニーな生活プラスというゲームによって旅行計画が立てられ、実際にその地域で消費が行わている。
旅行の促進という面では、このゲームが与えた影響は大きかったといえるだろう。
今は衰退してしまったコロニーな生活プラスというゲームだがこの仕組みが考えられたこのコロプラの底力は今でもヒットゲームを生み出せている秘訣だろう。
P.S あの時コロプラの株を買っとけば儲かっていたのに…